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フレキソ印刷とは?特徴・メリット・他の印刷方法との違いを徹底解説

フレキソ印刷とは?特徴・メリット・他の印刷方法との違いを徹底解説

紙袋や段ボールに適した印刷方法はありますか?

フレキソ印刷は、紙袋段ボールを綺麗に、安く印刷できる方法です

凸版印刷の代表例でもあるフレキソ印刷は、どのような印刷方法なのでしょうか。また、オフセット印刷やグラビア印刷との違いはどこにあるのでしょうか。

本記事では、フレキソ印刷の特徴メリット・デメリット他の印刷方法との違いを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

フレキソ印刷とは

フレキソ印刷とは

フレキソ印刷とは、凸版印刷の一種で、ゴムや樹脂製の柔らかい版にインキをつけて印刷する方法です。全面を塗るというベタ印刷が得意で、段ボールや紙袋、布などの印刷に用いられています。

使用できるインキは油性、水性、UVと幅広く、なかでも環境に優しい水性インキが最適と言われています。近年、環境問題に関心の高いヨーロッパでは、フレキソ印刷への移行が活発に行われています。

 日本では印刷の再現性を重視するあまり、フレキソ印刷の導入は遅れをとっていますが、近年の印刷技術の向上により品質が飛躍的に向上しています。

今後ますます環境への配慮が求められる印刷業界において、フレキソ印刷はより注目を集めていくでしょう。

フレキソ印刷に適した印刷物
  • 段ボール
  • 紙袋

印刷の仕組み

印刷の仕組み

フレキソ印刷は、版から紙へ直接インキをうつす方法です。インキがアニロックスロールに直接供給され、ゴムや樹脂でできた柔軟性のある刷版へと移ります。

刷版と厚銅との間で、インキが被印刷体(紙・段ボールなど)へと転写され、印刷は完了です。

フレキソ印刷のメリット2つ

フレキソ印刷には以下の2つのメリットがあります。

①凹凸のある面でも印刷できる

フレキソ印刷は版に弾性があることが最大の特徴で、段ボールのような凹凸のある面にも印刷することが可能です。

②水性インキを使うため環境負担が少ない

オフセット印刷は紙に直接インキを移す「凸版印刷」という方法です。凸版印刷は使えるインキの種類が多く、油性でも水性でも対応が可能。地球環境にも優しい印刷方法として広く注目を集めています。

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フレキソ印刷のデメリット2つ

フレキソ印刷には以下の2つのデメリットがあります。

①細かいデザインを表現できない

フレキソ印刷は緻密なデザインの表現が難しく、オフセット印刷やグラビア印刷のように滑らかで自然なグラデーションにはなりません。

ドットが大きく、網点を重ねても綺麗に混色されたようには見えず、色のかけ合わせは厳しいでしょう。

②小ロットの印刷に対応していない

フレキソ印刷は印刷機械や需要の関係で小ロットの依頼を請けていないところがほとんど。

大ロットで大量に生産し、安く売るというのがフレキソ印刷の基本で、受注側の企業としても大ロットでなければ採算が合わないことが多いようです。

【比較表】フレキソ印刷と他の印刷方法との違い3つ

フレキソ印刷と他の印刷方法にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、他の印刷方法との違いについて解説します。

印刷方法品質コスト納期の早さおすすめロット数
フレキソ印刷
オフセット印刷
グラビア印刷中〜大
オンデマンド印刷

①フレキソ印刷とオフセット印刷の違い

オフセット印刷は平版印刷とも言われ、もっとも使われている印刷方法です。スピーディーかつ綺麗な印刷ができ、新聞や雑誌、書籍などの出版物やパンフレット、チラシ、ポスターなどの印刷では最も一般的です。

フレキソ印刷とオフセット印刷の大きな違いは「デザイン性」です。細かいデザインが表現できるオフセット印刷に対し、フレキソ印刷のデザイン性はそこまで高いとは言えません。

②フレキソ印刷とグラビア印刷の違い

グラビア印刷は凹版印刷の一種で、微細な濃淡が表現でき、写真画像の再現に適している印刷方法です。ビニール素材のパッケージはほとんどがグラビア印刷で行われており、幅広いシーンで活躍しています。

油性インキを使用しているグラビア印刷の方が耐久性に優れ、デザイン性も高いと言われていますが、環境面やコスト面ではフレキソ印刷が適しています。

③フレキソ印刷とオンデマンド印刷の違い

オンデマンド印刷は、印刷データを読み取り、それを再現する印刷方法です。オンデマンドとは「要求に応じて」という意味で、1枚のみの印刷にも対応しています。

版の作成が必要ないことが最大の特徴で、印刷の時間を大幅に短縮することができます。小ロット、短納期の場合はオンデマンド印刷での依頼をおすすめします。

大ロットで安く抑えたい場合はフレキソ印刷の方が適しているでしょう。

まとめ

この記事では、フレキソ印刷の特徴やメリット・デメリット、他の印刷方法との違いを解説しました。ポイントは以下の通りとなっています。

フレキソ印刷の特徴まとめ
  • 凸版印刷の代表例で紙袋や段ボールの印刷に適している
  • 凹凸のある面にも印刷できる
  • 水性インキを使うため環境に優しい
  • 近年の印刷技術の向上に伴って注目を集めている方法

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