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紙ストローのメリット・デメリットをプラスチックストローと徹底比較

紙ストローのメリット・デメリットをプラスチックストローと徹底比較

近年、多くの飲食店で導入されている紙ストロー。耐久性や使用感の他にも、本質的にエコなのか、疑問視されている方も多いようです。

そこで本記事では、紙ストローメリット・デメリットをプラスチック製のストローと比較しながら解説していきます。

日本ではプラスチックのリサイクル率が高いと聞いたけど、それでも紙の方が良いの?

お店で紙ストローを取り入れようか迷っている

そんな疑問にもお答えしていきます。

この記事のポイント
  • 紙ストローの方がプラスチック製のものよりも環境に優しい
  • プラスチックのリサイクル率が高くても環境に優しいとは限らない
  • 紙ストローはまだまだデメリットが多いが、今後に期待できる

紙ストロー導入の理由や背景

紙ストロー導入の理由や背景

紙ストローが次々と導入されるようになった理由は、マイクロプラスチックによる環境汚染の問題が多発し、脱プラスチックが急がれるようになったためです。

プラスチック製品のポイ捨てや不法投棄は、年々深刻さを増し、毎年800万トン以上のプラスチックごみが海へと流れ込んでいます。このプラスチックは紫外線をうけて分解され、マイクロプラスチックになります。

マイクロプラスチックには有害物質が付着しやすく、それを魚や鳥が誤食することで生態系が壊されてしまうのです。さらに、その魚を食べる私たち人間にとっても健康被害のリスクがあると考えられます。

このように、海の生態系などの環境面と、私たちの健康面から、プラスチック問題はすぐに取り組まなければならない問題だと言われています。

また、日本は主要な地域・国の中で、廃棄プラスチック量が2番目に多いとされています。改善余地の大きさから、日本で脱プラスチックに取り組むことには大きな意義があると言えるでしょう。

紙ストローを使うメリット2つ

紙ストローを使うメリット2つ

紙ストローを使うメリットは以下の2つがあります。

①処分しやすく、環境に優しい

紙ストローは燃えるゴミや紙ゴミとして処分することができます。仮にポイ捨てなどがあっても自然に分解されやすく、環境に優しいと言われています。

また、プラスチック製のものを使用しないことでプラスチックごみを削減でき、プラスチックの原料である原油の枯渇対策にもなります。

②飲食店で取り入れれば、良いイメージにつながる

導入する企業の立場では、紙ストローにすることで消費者からのイメージアップにもつながるという利点があります。現代では、目先の利益だけを追求する考え方は通用しません。

「環境問題に積極的に取り組んでいるんだ」「SDGsに前向きな企業だな」と思ってもらうことは、消費者からの信頼を得るためにも重要な要素です。

紙ストローを使うデメリット3つ

紙ストローを使うデメリット3つ

紙ストローを使うデメリットは以下の3つがあります。

①コストが高い

紙ストローはまだまだ単価が高く、コストがかかってしまいます。プラスチック製のものと比べると約5〜10倍の費用がかかることになるため、すぐに導入するという企業はまだまだ少ない現状です。

②耐久性が低く、ふやける

紙ストローの耐久性の低さはたびたび指摘されています。やはり「紙」なので、耐水性には限界がありますし、長時間液体に浸していると次第にふやけてしまいます。

③舌触りが良くない

紙ストローはふやけやすいだけでなく、舌触りも良くないとも言われています。アイスコーヒーやラテを飲むときにガサついたり、紙の味がしてしまうという意見も多数見受けられます。

紙ストローとプラスチックストローの比較

ストローの種類コスト面耐久性使用感環境への負担
紙製
プラスチック製

紙製のストローとプラスチック製のストローを4つの側面から比較してみました。こう見ると確かに紙製プラスチックのデメリットは大きいですが、環境問題の重大さを考えると、プラスチック製ストローの継続利用は見過ごせない課題です。

プラスチック製ストローがエコじゃない理由

プラスチック製ストローがエコじゃない理由

日本におけるプラスチックのリサイクル率は84%で、世界的に見ても高水準だと言われています。しかし、内訳を見ると、必ずしも「エコ」とは言えないのです。

実は回収されたプラスチックの7割は燃料として再び利用され、燃えて無くなります。ごみ発電とも言われますが、プラスチックを燃やして発電することで、再利用しているということになります。

確かに、高い水準でプラスチックをリサイクルできているものの、さらなるCO2排出に繋がっているとも言えます。

環境の保全にはやはり、少しずつでも紙ストローを取り入れていく必要がありそうです。確かに、現状ではデメリットが多い紙ストローですが、開発や研究が進み、使用感が良くて安いものが次々と登場するかもしれません。

まとめ

この記事では、紙ストローメリット・デメリットをプラスチック製のストローと比較しながら解説しました。ポイントは以下の通りです。

この記事のポイント
  • 紙ストローはプラスチックストローよりも環境に優しい
  • 紙ストローはまだまだ課題が多いが、今後の改善に期待できる

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